終演挨拶
- 21lastplay
- 2021年4月13日
- 読了時間: 2分
劇団黄河砂を応援してくださっている皆様、いつもありがとうございます。
劇団黄河砂21卒業公演『春に駆ける』は、本日の投稿をもって、無事終演となりました。
皆様の温かなメッセージやご感想が、私たちの励みとなりました。
本当に、ありがとうございました。

本公演は学内のオーディトリアムホールで上演することを目標に、今から二年以上前より計画を立てていました。
舞台に乗せてやりたいこと、届けたいものがたくさんあったからこそ、舞台公演を断念した際は心苦しい思いもありました。
しかし、辛い時も、挫けそうな時も、仲間たちの前向きな言葉に救われました。
何度も何度も計画が崩れ、出来ることも少なくなっていく中で「それなら次はどうしようか」と当たり前のように言ってくれるプロダクションのメンバーがいたからこそ、この公演を繋げることができました。
映像の撮影、録音、編集……何もかもが初めての経験で、たくさんの迷いや不安もあったと思います。
それでも信じて、この公演に時間と力を捧げてくれたプロダクションのメンバーには、感謝してもしきれません。
本公演のテーマは「信じて、繋ぐ」。
立案当初から唯一変わらない、大事な軸となっていた想いです。
プロダクション一丸となり繋げたこの公演を、今後も楽しんでいただければ幸いです。

今年も春がやってきました。
春は不思議な季節です。
満開の桜を見上げると、切ないような、嬉しいような、ワクワクするような、ドキドキするような、纏まりのない気持ちになります。
それだけたくさんの想い出を、この季節に仕舞い込んでいるのかもしれません。
新しい季節へと一歩を踏み出せば、不安も困難もあると思います。
壁にぶつかって、心が折れそうになることもあると思います。
けれど、重ねてきた時間や経験、想いは、忘れない限り糧になると信じています。
新たなスタートラインに立つ私たちですが、ゼロでも独りでもないはずです。
重ねてきた全てを力にして、この春を駆けていきたいと思います。

春に駆ける全ての皆様に、温かな追い風が吹きますように。
演出 寳井真友
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